二つの異なる文化をつなぐ
東京都千代田区, Japan
再保険会社のために設計した新たなオフィス。異なる文化を持つ損害再保険部門と生命再保険部門を統合することから、設計がスタートしました。
見通しの良いオープンプランを採用した執務スペースでは、窓に面したエリアに個室を一切設けず、眺望を共有できる環境をつくり出しました。執務スペース内は、三つのコミュニケーションレベルに基づいてゾーニングし、適度なノイズにより会話がしやすい音環境を実現するため、サウンドマスキングを導入しました。また、全社員に上下昇降デスクを用意することで、空間の快適性と健康への配慮を両立しています。自然光に満ちた開放的なこのオフィスは、さまざまな工夫により偶発的なコミュニケーションを促し、組織に新たなつながりをもたらしています。
執務スペースから独立して設けたゲストエリアのラウンジは、ソロワークやチームミーティングに加え、タウンホールとしても機能する多用途スペースとしてデザインしました。このラウンジは、来訪者に印象づける企業の“顔”としての役割と同時に、社内の活性化を担う重要なハブとして、新たなワークスタイルの確立に貢献しています。














