天津図書館
天津市, China
- 建築家
- 山本理顕設計工場
- 場所
- 天津市, China
- 年
- 2012
天津市の文化エリア内に計画中の図書館は、延床面積55,000m2、収蔵冊数500万冊という大規模な図書館である。
全体はグリット状に配された壁で構成される。その壁が、上下で直行方向に交差しながら重なる。さらに、5層の建築のそれぞれの層の中間にメザニン階を設けているため錯綜した10層の建築に見える。壁の構造は鉄骨のトラスである。
図書館1階の中央には、南北方向に抜けるエントランスホールがあり、誰でも気軽に図書館にアクセスすることができる。また、ホール上空には壁梁が飛ぶ。そこに本棚が配され、図書館全体が、本棚に囲まれたような空間となる。交差した壁は、開放的な大きな空間をつくる一方で、分節された小さな空間もつくる。来館者は、図書館を巡りながら様々な場所で本を読むことができる。
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