長谷工コーポレーション ~景色を取り込み、広がりを創出したオフィス~
東京都港区, 日本
創業80年を迎えた長谷工コーポレーションの本社ロビーを一新するプロジェクト。同社の歴史と未来を表現するため、“Eternal Space with Endless Lines”をコンセプトに、終わりのない曲線を空間全体に巡らせることで、永続性が体感できるロビーを提案しました。
レセプションの壁一面は木ルーバーで包み込み、エッジのない一体的な空間を成立させています。有機的な空間に対し、直線的な家具をランドスケープとして配することでバランスを取りながら、利用者が思い思いの居場所を見つけられるレイアウトを実現。
素材には、テクスチャーのある石材や金属、経年変化していく木材、レザーを組み合わせ、過去へのリスペクトと共に、歴史の幕開けをここで働く方々に感じてほしい、という思いを込めました。また、改修前の課題だったノイズは吸音材によって軽減し、ホテルラウンジのように快適な音環境をつくり出しています。
かつて会議室が並んでいたエリアにはダイナミックに植栽を配し、開放感のあるミーティングスペース「ボタニカルラウンジ」へと刷新。段差には植物をビジュアルディバイダーとして挿入し、プライバシーを意匠的に操作することで、ミーティングに集中できる環境を実現しました。












