人々が行き交う “Boulevard”
都内に計画された、外資系金融機関のリロケーションプロジェクト。
本国のデザインコンセプトを踏まえつつ東京オフィスならではの独自性を加えるため、木やモルタルなど自然の風合いを感じさせる素材、木組みの格子など日本的な要素を取り入れ、東京らしさ、日本らしさが感じられる表現を目指しました。また、本国のオフィスに見られる色を用いたデザインに倣い、各ゾーンに季節感のあるカラーを取り入れています。
個室化された各部署間にある通路には空間をつなぐ装置として “Boulevard”(目抜き通り)の役割を与え、沿道にはカフェやオープンミーティングスペース、フォンブース、コピーエリアを配置。人々がこの通路を行き交うことで、自然な出会いや交流が生まれる環境を実現しました。
ストレージ、シャワールームをはじめ、ユーティリティは全てコア側に集約し、各部署の執務エリアは窓側に設けることで、それぞれの部署が均等に自然光を得られるよう配慮しています。また、カフェエリアを始め、オフィス内には多くの植栽を取り入れ、自然光の効果と合わせ、働く人々の心と体の健康に配慮した空間としました。
- Ano
- 2022








