風通しのいい家
施主は夫婦と子どもの3人家族。子どもが成長してもお互いの気持ちの通じるオープンな間取りにしたいというご要望の元、既存の部屋の壁を全て撤去し、水回り機能を囲う白い箱型のエリア以外は大きな一つの部屋とした。天井まで届かない家具を配置して視覚的に寝室や納戸等の用途を区切った。扉は家具の一部として表現し、扉の取手は風通しの良さを考慮して四角く穴をくり抜いただけである。また、寝室エリアは施主のご両親がいつでも泊まれるようにカーテンで区切れるようにしている。将来的に壁を設けて、子供部屋を作ることもできるようにしている。寝室とリビングの間にある2枚扉はお子様の就寝後、下の扉を締め上の扉を少し開けておくことでお子様の状況を常に確認できるようにと考案した。
手に触れる素材に対して強いこだわりのある施主であったため、取手や戸当たりは革の弊社オリジナル製作とし、時間が経つごとに風合いの生まれる仕様とした。
- Ano
- 2017








