LATTICE
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- 東京, Japan
- Jaar
- 2013
木造古家が密集する台東区周辺には狭小敷地が多い。30代単身男性の建主は自身が経営する会社から程近いこの場に生活の拠点を求めた。間口が狭く奥行きが深い敷地に対し、大型車一台分のピロティガレージが確保できるようRC薄肉ラーメン構造を採用。建物中央を貫くストリップ階段により手前と奥の空間が緩やかに繋がり、内部を吹抜けを介したスキップフロアによる立体的な構成とすることで住宅内を縦に散歩できる空間とした。西側ファサードを木製ルーバーで覆うことで西日と外部の視線を制御しつつ室内の採光を確保。ガラス張りの塔屋部から降り注ぐ光のシャワーが小空間内に充満し、RC打ち放しのブルータルな空間に深い陰影を刻んでいる。