瑞聖寺庫裡
東京都港区, 日本
- 建築家
- 隈研吾建築都市設計事務所
- 場所
- 東京都港区, 日本
- 年
- 2019
隠元和尚によって、中国より江戸時代に伝えられた禅宗、黄檗宗の東京の中心寺院である瑞聖寺の庫裡を再建した。重要文化財に指定されている大雄宝殿から延びる軸線に注目し、中国の寺院建築独特の、デプスを強調した軸性の強い伽藍配置を再現した。
軸線の南側に、コの字型の、一辺が開かれた回廊空間を作ることで、地域に開かれた寺院を実現した。コの字型の中庭は水盤としてデザインされ、その中央に、水に浮くように、プラットフォームを用意し、地域の様々なイベント、パフォーマンスがここで開かれることを期待している。建築は、最小限の鉄骨による透明な構造体と、木製のジョイストとの組み合わせで支えられ、ジョイストと外壁の木製ルーバーとが共鳴し、黄檗宗にふさわしい幾何学的なリズムを奏でている。
パートナーインチャージ: 横尾実
プロジェクトチーム: 横井智行、鈴木公雄(CG),紙谷 譲(model)
関連したプロジェクト
Magazine
-
Winners of the 5th Simon Architecture Prize
1 week ago
-
2024, The Year in …
1 week ago
-
Raising the (White) Bar
1 week ago
-
Architects Building Laws
2 week ago