komi house

Niigata, Japon
Photo © 鶴見 哲也

敷地は新潟県胎内市下高田。
市街地から少し離れ、海岸線に近い、農村集落内にある畑の一部を農地転用した100坪である。その土地に夫婦と子供3人が暮らす住宅を計画した。

求められたことは、
沢山の来客に応えられ、みんなで遊べる環境の整備。
サッカーやテニスなど子供たちがスポーツを存分に楽しめるグランドの整備。
そして家族それぞれが思い思いに過ごせる多様な居場所の整備。

畑に囲まれて明確な境界が無く、風雨や視線に晒されてしまうこの茫漠な敷地状況において、沢山の友人を迎えるに相応しい開放性と同時に、
家族という小さな集団にとっての守られた居住性の獲得が課題であった。

そこで、このどこまでも続きそうな大きな敷地の両端に玄関棟と住居棟という二つの棟を配置し、それにより敷地を切り取り、柔らかく囲い込むことを計画した。
二つの棟の「間の間(アイダノマ)」は色々な活動を受容れる大きな遊び場であり庭となる。
「間の間(アイダノマ)」は住居棟の居心地を補完し、同時に外部(友人ではない他者)との高い敷居として機能する。

玄関棟はテニスの壁打ちやサッカーのゴールとしても使われ、また大きな庇下はここでのアクティビティを支える道具置き場ともなっている。
居住棟から眺める玄関棟は小さな居住棟をあたかも拡張し、大きく感じさせてくれる。
また日々の暮らしの中、常に見えるもう一つの建物はこの茫漠な敷地にて、小さな集落性やご近所感とも言える安心感を生んでくれている。

住居棟は木造二階建て、一階の階高を4.0mと高く確保し、それにより出来る大きな気積の中に、中間梁の上部空間をロフトも含む「間の階」として計画した。
「間の階」を抜けた二階には大きなワンルームの子供室と主寝室、バスルームをシンプルに配置した。
「間の階」は色々なインテリアやハンモックが吊るされたり、ロフトは子供達の籠もる場となったり、一階と二階からハミ出す活動や物を支えている。

住居棟の屋外との境界には特徴的な筋交いの採用により全面開口と浮遊感のある縁側空間を実現。
ここもまた屋外と屋内の「間の間(アイダノマ)」として屋外での活動と屋内での活動を緩やかに繋いでいる。

この茫漠な敷地の中、通常よりも厚く計画された境界「間の間(アイダノマ)」「間の階」は適度なプライバシーを保ちながら、隔たりではなく繋がりをもたらしてくれているようだ。

Photo © 鶴見 哲也
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Architectes
EA一級建築士事務所
Année
2020
Statut du projet+
Construit

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