ホシノアーキテクツ

朝潮運河をまたぎ、GRAND MARINA TOKYOへとつなぐ「黎明小橋」は、水面に波打つような柔らかい曲線のデザインが、おだやかな波のイメージを表現している。　
連続した白い部材を水上に浮かべることで、繊細な動きが水面のきらめきと合わさり、ウェーブの美しさを強調する。
また水面に映り込む橋の姿は、重なり合ういくつもの波を思い起こさせる。
三次元的に形状を変化させることで滑らかな動きを表現し、橋を渡る時にその動きが感じられる楽しさのあるデザインとなっている。

照明は季節と曜日によって違うスケジュールでゆっくりとグラデーションで色が変化するようにプログラミングしている。
三次元的に形状が波打っているその上下で照明プログラミングのリズムを変えることで上下の色の組み合わせの違いが様々な表情を生み出すように工夫した。それによってこの新しく開発が進み住む人が増えるこのエリアの夜の風景を、毎日見るたびにその一瞬の組み合わせや動きが楽しめるものとした。